吹音樂|普通隊長、初の同名アルバムを発売し、年末には台北と高雄の2都市で成軍10周年最大規模のライブ公演を開催することを発表

2024/10/28 (Mon)


原文 ▸▸▸ https://blow.streetvoice.com/77075/


高雄出身の3人組パンクバンド「普通隊長(Captain Ordinary)」は、約10年の音楽歴史を経て、ついに10月28日にファーストアルバム『普通隊長 Captain Ordinary』をリリースしました。同時に、12月に台北と高雄でデビュー以来最大規模のワンマンライブを開催することを発表しました。

『普通隊長』は、「全ての愛と勇気を注いだ後、残るものは何か?」という問いを中心に展開し、13曲を通じて現実に向き合う迷いをユーモアを交えて表現し、直球のポップパンクで成長の過程における挫折を歌い上げます。曖昧な思いが苦しみに変わる孤独感、社会に出たばかりの彷徨い迷子状態、不安を麻痺させるためのアルコール依存など、様々な困難を乗り越えながら、「生活の価値は常に挫折を伴う経験から来る」という信念を持ち、音楽を通じて聴衆を励ますメッセージを届けます。生活が乱れていると感じる時でも、遠くの星空を見上げることを忘れないでほしいという思いを込め、アルバムの締めくくりとして『打気歌』で「時間が証明するだろう、私たちはあなたと共にいる」と力強く歌っています。


高雄出身の普通隊長のアルバムには、故郷に対する感情も込められています。例えば、『Taipei Hates punks』では「No sun、No love、No hope、No dreams...I think Taipei hates me」と叫び、また『No more beer, no more shots.』では高雄のライブハウス「百楽門酒館」への敬意が込められています。彼らの港町への愛と執着が感じられます。


音楽の層を増すために、普通隊長は3人編成に加えて管楽器を取り入れ、また、撃沈ガールズ(擊沈女孩)のギタリスト兼ボーカリストJonや、復古女声の阿橘が参加しています。速いパンクから深い自己反省に至るまで、アルバム全体に強い意欲が感じられ、次の音楽的な章へと進む決意が込められています。アルバム全体のプロデュースは滅火器(Fire Ex.)のベーシストJC(皮皮)が担当し、彼の長年のパンク音楽の経験とリズムに対する鋭い理解が活かされ、普通隊長のエネルギッシュな音楽が力強く、より成熟した姿を見せています。また、WANIMAやMY FIRST STORYの音楽制作を手掛けたミキサー北口“Patch”剛史が参加し、アルバムをさらに豊かにしています。


視覚的には、デザイナー鄒昀達と協力し、日本の特撮映画に似た「赤い隊長」のイメージを作り出し、ダイレクトで鮮明に「普通隊長」の姿を伝えています。少年のような気質を持ちつつも、愛と勇気、無限のエネルギーを持って変身し、未知の挑戦を迎えに行く様子を描いています。

『普通隊長』は、バンドの過去を総括し、未来への信念と展望を象徴しています。音楽を通じて成長過程における普遍的な課題を探ると共に、ファンに普通隊長の声を記憶に残してもらいたいという思いが込められています。アルバムは「火氣商鋪」で予約販売中で、11月初旬から順次発送予定です。アルバムリリースに合わせて、12月13日と12月21日に台北NUZONE、高雄LIVE WAREHOUSEでワンマンライブを開催することを発表。チケットは10月31日12:00から販売開始されます。


【普通隊長ファーストアルバム『普通隊長』発売ツアー】

|12/13 台北公演:https://nuzone.kktix.cc/events/captainpu241213 

|12/21 高雄公演:https://www.indievox.com/activity/detail/24_iv0321329

もどる